「このままで、俺の人生いいんだろうか…」
会社の窓から見える景色はいつもと同じ。聞こえてくるのはキーボードを叩く音と、時折響く上司の声。気づけばもう40代、50代。若い頃に描いた理想とは少し違う現実を前に、ふとそんな思いが胸をよぎる。給料は頭打ち、役職定年もちらつき始める。かといって、今さら転職なんて大きな賭けに出る勇気も…。
こんにちは。少し自己紹介をさせてください。僕は今、会社員として働きながら、動画やSNS、メディア運営といった副業で生計を立てています。こう言うと「器用な人なんですね」なんて言われることもありますが、決してそんなことはありません。
僕の原点は、まだインターネットがダイヤルアップ接続だった中学時代。独学でホームページ作りにのめり込み、気づけばペットの里親探しサイトや、海外のフィギュアを輸入販売するECサイトを立ち上げていました。がむしゃらに運営して、幸運にも事業を売却。その後、「一度は会社という組織を見てみたい」と企業に入り、なんだかんだで15年以上、Webデザインから営業まで、デジタル領域のあれこれを経験してきました。
そんな僕だからこそ、会社の安定感も、個人の力で稼ぐスリルも、両方の気持ちが痛いほどわかるんです。そして、今の時代、会社一本足打法がいかに心もとないかも。
だからこそ、あなたのような同世代の方々が「副業」という二本目の柱を立てたいと考えるのは、至極当然のことだと思います。
最近、テレビCMなどで「レバテックフリーランス」という名前をよく耳にしませんか?「自由な働き方」「高収入」なんてキラキラした言葉が並んでいると、「本当かよ?」と少し斜に構えて見てしまいますよね。わかります。僕もそっち側の人間ですから(笑)。
今日は、そんなレバテックフリーランスを使った副業について、巷の広告が決して語らない裏側も含めて、僕自身の経験と本音で、とことん深掘りしていこうと思います。
キラキラCMの裏側で…レバテックフリーランスの「正体」とは?
まず大前提として、レバテックフリーランスは、「スマホでポチポチ、1日5分で月収50万円!」みたいな怪しげな副業とは全くの別物です。あれはもう、詐欺まがいの情報商材の世界ですから、絶対に手を出さないでくださいね。
レバテックフリーランスを例えるなら、腕のいい職人だけが集まる「プロ専門のギルド」のようなもの。Webエンジニアやデザイナーといった、専門スキルを持つプロフェッショナルと、「そのスキルを求めている企業」とを繋ぐエージェントサービスです。
つまり、誰でも登録すれば仕事がもらえるわけではありません。そこには、明確な「実務経験」と「スキル」が求められます。テレビCMは、そのギルドで大成功したスター職人の姿を切り取っているに過ぎないのです。
「なんだ、結局プロ向けか…」とがっかりしましたか? いえいえ、ここからが本題です。あなたも、これまでの会社員人生で、知らず知らずのうちに「プロの武器」を身につけているはず。その武器をどう活かすか、どう磨き上げるかが、40代からの副業成功の鍵になるんです。
【本音】レバテックで副業するメリット:まるで「執事付き」の働き方
僕も実際にレバテックのようなエージェントを活用していますが、その最大のメリットは、何と言っても「営業活動」から解放されること。これに尽きます。
フリーで仕事をしようとすると、実績作り、ポートフォリオ作成、見積もり、契約交渉…と、スキルを発揮する以前の「下準備」が山のようにあります。本業で疲れ果てた平日の夜や、貴重な休日にこれをやるのは、正直言って地獄です。
それが、レバテックに登録するとどうなるか。担当のエージェントが、あなたのスキルや希望条件に合った案件を、まるで優秀な執事のように探し出し、「〇〇様、このような晩餐会(案件)はいかがでしょうか?」と提案してくれるのです。
自分で泥臭く仕事を探す必要がない。これは、時間のない副業会社員にとって、何物にも代えがたい価値があります。
さらに、紹介される案件は高単価なものが多い。時給換算すれば、本業の給料をあっさり超えてしまうことも珍しくありません。いつもの釣堀でフナを釣っていたはずが、いきなりプロの漁船に乗せられて、マグロの一本釣りに挑戦するような感覚。自分のスキルが、これほどの価値を持つのかと、世界が変わって見えるはずです。
そしてもう一つ、見逃せないのが「キャリアの健康診断」ができること。 エージェントとの面談は、自分の経歴やスキルを客観的に評価してもらう絶好の機会です。「あなたのこの経験は、市場では非常に価値が高いですよ」「このスキルをもう少し伸ばせば、もっと単価の高い案件が狙えます」といったプロからのフィードバックは、自分の市場価値を再認識させてくれます。会社の中だけの評価に慣れてしまった私たち世代にとって、これは本当に貴重な体験ですよ。
【要注意】甘い話だけじゃない!レバテックの厳しい現実
さて、とここまで良いことばかり話してきましたが、物事には必ず光と影があります。レバテックの「影」の部分、つまりデメリットや注意点についても、正直にお話しなければフェアじゃないですよね。
1. そもそも相手にされない「塩対応」の可能性 これが一番の現実かもしれません。登録したはいいものの、スキルや経験が企業の求めるレベルに達していないと、「ご紹介できる案件がありません」という丁寧なお断りメールが届くだけ、というケースは普通にあります。高級レストランにTシャツとサンダルで行ったら、「申し訳ございませんが…」と入店を断られるようなものです。それ相応の「ドレスコード(=スキル)」が求められる世界だということは、覚悟しておきましょう。
2. 「夜間・土日だけ」の仕事は、ほぼ無い 副業というと、本業が終わった後の夜や土日をイメージしますよね。しかし、レバテックが扱う案件の多くは、「週2日〜」「平日の日中稼働」が前提です。企業側も、社員と同じようにコミュニケーションを取りながら仕事を進めたいと考えているため、これは当然のこと。本業との両立には、会社の理解を得たり、フレックスタイムをうまく活用したりと、かなりの調整力と覚悟が必要になります。
3. 求められるのは「プロの仕事」 紹介されるのは、あくまでビジネスの現場です。趣味の家庭菜園ではなく、市場に出荷するプロの農家としての品質が求められます。「ちょっとかじったことがある」レベルでは通用しません。納期を守るのは当たり前、期待以上の成果を出す気概がなければ、継続して仕事を獲得するのは難しいでしょう。
CMのキラキラしたイメージだけで飛び込むと、この厳しい現実に打ちのめされてしまうかもしれません。レバテックは魔法の杖ではなく、あくまで使い手を選ぶ「強力な武器」なのです。
40代・50代の「経験」こそが最強の武器になる
「じゃあ、やっぱり自分には無理か…」 そう思うのは、まだ早いです。私たち40代、50代には、若い世代にはない圧倒的な武器があります。それは「経験」です。
例えば、あなたが長年、営業職として顧客と折衝してきたとしましょう。その「顧客の課題をヒアリングし、解決策を提案する能力」は、Webサイト制作の現場で喉から手が出るほど求められるスキルです。ただデザインが綺麗なだけのサイトではなく、「本当に売上につながるサイト」を提案できるからです。
「営業経験」×「Web制作スキル」=鬼に金棒
このように、これまでのキャリアで培ったスキルと、これから学ぶITスキルを「掛け算」することで、あなただけの独自の価値が生まれます。
僕自身、フィギュアの輸入ECサイトを運営していた頃、独学で身につけた「Web制作スキル」だけでなく、海外の卸業者と拙い英語で「交渉した経験」、税関でトラブルに見舞われ「問題を解決した経験」など、すべてが血肉となり、今の仕事に活きています。キャリアに無駄なことなんて一つもないんです。
もし、今すぐレバテックに登録する自信がないなら、まずはクラウドソーシングのようなサイトで、小さな実績を積むことから始めるのも良い方法です。5,000円のバナー作成でも、1万円のライティング案件でも構いません。まずは、自分の力で「1円」を稼いでみる。その小さな成功体験が、大きな自信につながります。
最後に:まずは「足先だけ」浸けてみませんか?
人生100年時代。定年まであと10年、20年。その時間を、ただ会社からの給料を待つだけで過ごすのか。それとも、自分の力で未来を切り拓くための準備期間とするのか。その選択は、あなた自身に委ねられています。
レバテックフリーランスは、決して楽園への片道切符ではありません。しかし、自分のスキルと経験を武器に、新たな航海へと漕ぎ出すための、非常に頼もしい羅針盤であり、頑丈な船であることは間違いありません。
この記事を読んで、少しでも心が動いたなら、まずは公式サイトを覗いてみるだけでもいい。エージェントに登録して、自分の「キャリアの健康診断」を受けてみるだけでも、大きな一歩です。 「自分にはどんな案件が紹介される可能性があるんだろう?」と、自分の市場価値を確かめるだけでも、今後のキャリアを考える上で、きっと大きなヒントが得られるはずです。
海の素晴らしさを伝える写真や動画を、いつまでも見ているだけでは、水の冷たさも、波の心地よさも、知ることはできません。
まずは、その足先だけでも、新しい海に浸けてみませんか?
あなたの挑戦を、心から応援しています。
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