「クラウドワークスはもうやめた」40代会社員が月5万円稼ぐ“消耗しない”副業術

「副業で月数万円でも稼いで、生活にゆとりを持たせたい」 「でも、クラウドワークスやランサーズに登録してみたけど、稼げる気配が全くしない…」

40代、50代のあなたも、かつての私と同じように感じているのではないでしょうか。来る日も来る日も案件を探し、数十件応募して、やっと採用されたと思ったら報酬は数百円。時給換算したら、目も当てられない金額に愕然としますよね。

実績作りのために低単価案件に応募したら、「講習」と称して高額な費用を請求されそうになった、なんて苦い経験を持つ人もいるかもしれません。

この記事は、そんな大手クラウドソーシングサイトの消耗戦に疲れ果ててしまった、あなたのために書きました。

かくいう私も、Webライターを目指してクラウドワークスに登録し、文字単価0.5円の案件を前に心が折れそうになった一人です。しかし、ある時から**「戦う場所」を変えた**ことで、会社員としての本業と両立しながら、安定して月5万円以上を稼げるようになりました。

これは特別なスキルを持った人の話ではありません。あなたと同じ、ごく普通の40代会社員の話です。この記事を読めば、なぜ今まで稼げなかったのか、そしてこれからどうすれば「消耗せず」に稼げるようになるのか、その具体的な道筋が見えてくるはずです。

なぜ大手クラウドソーシングでは稼ぎにくいのか?40代が直面する“厳しい現実”

まず、あなたが稼げないのは、決してあなたの能力が低いからではありません。今のクラウドソーシングサイト、特に初心者向けの案件は、構造的に稼ぎにくい仕組みになってしまっているのです。

圧倒的な買い手市場と価格破壊

「未経験OK」「スキル不要」といった案件には、とにかく応募が殺到します。発注者側は、たくさんの応募者の中から好きな人を選べる「買い手市場」。当然、少しでも安い金額で請け負ってくれる人に仕事が流れます。結果として、買い叩きが横行し、驚くような低単価案件が溢れかえっているのが現状です。

SNS上でも、こんな悲痛な声がよく見られます。

X(旧Twitter)の投稿より 「クラウドワークスのライティング案件、文字単価0.1円とか普通にあって笑うしかない。これって1000文字書いても100円ってことだよね?さすがに時間がもったいなさすぎて応募する気にもなれない…。」

この方の気持ち、痛いほど分かりますよね。貴重な休日や寝る前の時間を削って作業しても、数百円にしかならないのでは、続けるモチベーションが湧きません。

実績と評価が全ての“見えざる壁”

クラウドソーシングは、実績と評価がものをいう世界です。発注者は当然、評価が高く、実績豊富なワーカーに仕事を依頼したいと考えます。しかし、始めたばかりの私たちには、その肝心の実績がありません。

実績を作るために低単価案件を…と思っても、その低単価案件ですら実績のあるワーカーとの競争になり、採用されない。この「実績ゼロ」のループから抜け出せず、挫折してしまう人が後を絶ちません。

巧妙に仕組まれた“搾取”案件の罠

そして何より厄介なのが、初心者を狙った悪質な案件の存在です。

X(旧Twitter)の投稿より 「動画編集の案件に応募したら、『まず弊社の研修を受けてもらう必要があります』と言われ、提示された金額が30万円。いやいや、仕事もらうのになんでこっちが金払うんだよ。危うく騙されるところだった。」

「スキルアップ」「研修」「マニュアル代」といった言葉で巧みに誘導し、仕事を発注するどころか、高額な情報商材やサービスを売りつけようとするケースです。真面目に副業を探している側からすれば、時間も気力も奪われる、本当に許しがたい行為です。

発想の転換。「スキルを切り売りする」から「経験を価値に変える」副業へ

では、私たちはもう副業で稼ぐことを諦めるしかないのでしょうか? いいえ、全くそんなことはありません。ただ、戦う場所と、売るものを変える必要があるのです。

クラウドソーシングでの単純作業(データ入力、簡単なライティングなど)は、正直なところ、有り余る時間を持つ学生や、スキルの高い専業フリーランスには敵いません。

しかし、私たち40代、50代には、彼らにはない圧倒的な武器があります。 それは、これまで20年以上、社会人として積み重ねてきた**「経験」**です。

例えば、あなたが営業職なら、ただ「文章が書けます」とアピールするのではなく、「20年間BtoB営業を経験した私が、成約率を上げる営業資料の文章を考えます」と提案する。経理の経験があるなら、「中小企業の経理担当者向けに、Excelでの簡単なキャッシュフロー計算表を作成します」と打ち出す。

このように、あなたにとっては「当たり前」の知識や経験が、他の誰かにとっては喉から手が出るほど価値のある情報になるのです。この「経験」を価値に変えることで、私たちは消耗戦から抜け出すことができます。

私が月5万円を達成した、クラウドソーシングに頼らない3つの稼ぎ方

ここからは、私が実際に試し、成果が出た「経験を価値に変える」ための具体的なプラットフォームを、SNSの成功体験談と共にご紹介します。

1. スキルシェアサービス(ココナラなど)で「専門性」を売る

クラウドワークスが仕事の「公募」なら、『ココナラ』は自分のスキルや経験を「出品」するサービスです。自分だけのオリジナル商品を作って、お店を開くイメージですね。

ポイントは、**「(本業の経験)×(得意なこと)」**でサービスを作ること。

X(旧Twitter)の成功談 「人事歴15年の経験を活かして、ココナラで『40代からの転職・職務経歴書添削』を出品したら、意外なほど需要があった。Zoomでの模擬面接も合わせて、先月は月4万円の売上に。悩んでいる人の役に立てるのが嬉しい。」

X(旧Twitter)の成功談 「趣味でやっていたExcelマクロ。職場で『業務が早くなった』と褒められたのをヒントに、『あなたの手作業、マクロで自動化します』と出品。中小企業の店長さんとかから依頼がちょこちょこ来て、月2〜3万円の副収入になってる。本業より楽しいかも(笑)」

このように、ニッチでも「誰かの悩みを解決できる」サービスを出品すれば、価格競争に巻き込まれることなく、あなたを指名して依頼が来るようになります。

ココナラはこちら

2. 自分の知識や経験を「コンテンツ」として販売する(note)

あなたがこれまで培ってきたノウハウや体験談は、それ自体が商品になります。『note』というプラットフォームを使えば、自分の知識を文章コンテンツとして、数百円から有料で販売することができます。

ここでも大事なのは、超具体的なテーマに絞ることです。

X(旧Twitter)の成功談 「ダメ元で『入社10年目で総務部に異動になった僕が、株主総会の乗り切り方をまとめたマニュアル』をnoteで500円で売ってみたら、同じ境遇の人からめちゃくちゃ感謝された。先月の収益は1万5千円。誰かの役に立つって、こんなに嬉しいんだな。」

X(旧Twitter)の成功談 「私が何度も失敗しながら、ようやく通した住宅ローンの体験談。特に『年収500万・40代でペアローンを組む際の注意点』を赤裸々に書いたら、100部以上売れた。金額以上に、コメントで『参考になりました!』と言われるのが励みになる。」

ベストセラーを狙う必要はありません。日本中のどこかにいる、たった100人の「過去の自分と同じ悩みを持つ人」に届けられれば、それは立派な収益になるのです。

noteはこちら

3. 業界特化型のマッチングサイト・エージェントに登録する

もしあなたが専門的な業界(IT、建設、医療、金融など)にいるなら、総合的なクラウドソーシングではなく、業界特化型のエージェントに登録するのが近道です。

専門知識が正当に評価されるため、クラウドワークスなどとは比べ物にならない高単価な案件に出会える可能性が格段に上がります。

X(旧Twitter)の成功談 「前職がWeb広告の運用だったので、広告業界特化型の副業マッチングサイトに登録。そしたら、スタートアップ企業から『週に5時間だけ、広告運用の壁打ち相手になってほしい』という依頼が。時給換算で4000円。これで月8万円の収入。クラウドワークスで消耗してたのが嘘みたいだ。」

「〇〇(あなたの業界) 副業 エージェント」などで検索すると、思わぬ優良サイトが見つかるかもしれません。

副業を始める前に。40代会社員が心得るべき3つのこと

最後に、これから副業で新たな一歩を踏み出すあなたに、心に留めておいてほしい注意点が3つあります。

  1. 最初から大きく稼ごうとしない: まずは「月1万円」を目標にしましょう。焦りは禁物です。小さな成功体験を積み重ねることが、長く続ける何よりの秘訣です。
  2. 税金の問題(20万円の壁)を理解する: 副業の所得(収入-経費)が年間20万円を超えたら、確定申告が必要です。また、会社にバレないためには、確定申告の際に住民税の納付方法を「普通徴収」にすることが鉄則です。この知識は必ず頭に入れておきましょう。
  3. 本業と家庭を第一に: 副業にのめり込むあまり、本業に支障が出たり、家族との時間がなくなったりしては本末転倒です。無理のない範囲で、長く続けられるペースを見つけることが最も重要です。

まとめ:あなたの経験は、あなたが思う以上に価値がある

クラウドソーシングの消耗戦に、もう付き合う必要はありません。 私たち40代・50代が戦うべき場所は、安売り競争の泥沼ではなく、自らの「経験」という価値が正当に評価される場所です。

あなたにとっては当たり前の日常業務も、20年以上かけて蓄積してきた知識や失敗談も、誰かにとっては、お金を払ってでも手に入れたい貴重な情報なのです。

この記事を読み終えたら、まずは一度、あなたのキャリアの棚卸しをしてみてください。 「自分は、誰の、どんな悩みを解決できるだろうか?」 その問いの答えこそが、あなたの「消耗しない副業」の第一歩になるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中学時代より独学でWebサイト制作を始め、ペットマッチングサイトやフィギュア輸入ECを立ち上げ・運営後、事業売却を経て、企業での経験を積むことを決意。以降15年以上にわたり、Webデザイン、マークアップ、ディレクション、広告運用、営業など多岐にわたるデジタル領域の業務に従事。

現在は、動画・SNS・メディアなど運営して本職をやりつつ副業で生計を立てています。

コメント

コメントする

目次